pueblo/butteroの作り手と対談
なんと、mokuの定番革として使わせていただいているpueblo(プエブロ)とbuttero(ブッテーロ)の作り手、つまりタンナーの方とお会いする機会をいただくことができました!!
お会いしたのは、puebloのタンナーBadalassi Carlo(バダラッシ・カルロ社)の2代目オーナーであるシモーネさん、butteroのタンナーConceria Walpier(コンツェリア・ワルピエ社)の3代目オーナーであるミケーレさんのお二人です。
どちらもイタリアのタンナーなので、イタリア語ということで、通訳もお願いしての対談となりました。
シモーネさんは、35年ほど前にBadalassi Carloに参画、大学は美術専攻だったそうで、シモーネさんの親御さんでもある1代目から引き継いだタンナーを革新的なチャレンジで変えてきたそうです。
puebloとbutteroの推奨のお手入れ方法についても、作り手に直接お聞きすることができましたが、mokuブログに記載の方法で問題ないとのことでした。
puebloに至っては「汚れと湿気だけケアしてあげれば、あとはほぼ何もしなくていいよ!10年に1回くらいメンテナンスをすればいいんじゃないか」とシモーネさんから心強いコメントをいただきました。
その他にも、puebloを作るに至った背景や、命名の由来など非常に興味深いストーリーをお伺いすることができました。
対談の中で、私たちmokuが作っている作品もお二人に初披露。じっくりと触って見た上で、「日本の財布は、大きくて大容量という印象があるが、これまでに見たことがない、ミニマルなデザインだね。でも、どことなく日本を感じるよ」と大変嬉しいコメントをいただきました。
Walpierからは既存のマレンマ(ブッテーロよりもオイルが多いのが特徴)に新たな加工を施したタイプの新作が出るそうで、こちらも大変興味深いです。
本当に貴重かつ幸せな時間でした。
また、いつかお会いできることを楽しみに、お二人が作る最高品質のレザーで、これからも良い作品をつくり続けて行きたいと思います。