ノブレッサカーフ・ドイツシュリンクの特徴とお手入れ方法
ノブレッサカーフ・ドイツシュリンクの特徴
1864年からドイツにて皮革を制作しつづけている有名老舗タンナーであるペリンガー社が提供する本格レザーです。
ペリンガー社は、150年以上に渡って培ってきた革鞣しの技術と経験を、近代的な製造方法を結合させることで、安定した高品質の革を供給しています。品質が良いだけでなく 環境に配慮したタンナーであることから、世界中のトップブランドから高い評価を得ています。
革の特長としては、表面に模様がつくられています。表面が顔料で覆われているので水がついても簡単にはしみこまず、汚れや擦れには比較的強い革です。
経年変化(エイジング)は、プエブロに比べると程度が小さく、ずっと同じ風合いで利用したい方にオススメします。
日常的なお手入れ
汚れ・水には大変強い革ですのでそれほどお手入れなどは必要ありません。
普段のお手入れは乾いた柔らかい綿100%の布で乾拭きのみを行っていただければ充分です。
革が乾燥してきましたら、無色のクリームをごく少量布に取り、良く馴染ませ製品に円を描くように動かし塗布して下さい。その後、柔らかい布で力を入れずに乾拭きを行ってください。
お手入れが必要な時とその方法
基本的には手入れ要らずですが、こんな時はお手入れをお願いします。
1.夏のシーズン
2.汗や雨などで湿ってしまった場合
3.革が乾燥してきた場合
1と2は湿度が問題です。
湿度が高い状態のブッテーロを放っておくと、以下のような不具合が生じる可能性がありますので注意が必要です。
・カビが生えてしまう
・紙幣や服にレザーの染色が色移りしてしまう
お手入れの方法としては、以下3点をお勧めします。
1→2→3の順番で行っていただくのが良いです。
1.ブラッシング
革についた埃や革の毛穴に詰まった汚れを落とすのに有効なのがブラッシングです。色々なブラシがありますが、適度な硬さと繊細さのある馬毛をお勧めします。お値段もお手頃なものがあるので入手しやすいです。
面倒ではあるのですが、ブラッシングで汚れを落とす前にオイルやクリームでメンテンスしてしまうと、汚れを定着させてしまう原因となりますので面倒臭がらずに丁寧にやりたいところです。
ブラシもamazonなどで購入いただけますよ。
2.乾拭き
銀面(革の表面)を乾いた柔らかい布を当てて、湿気を拭き取ります。
肉眼には見えませんが、汗や雨などの湿気が革に付着していますので、それを布で吸い取るイメージです。
ゴシゴシとこすりつけるのではなく、なでる程度・ぽんぽんと押しつけるようなイメージが最適です。
注意したいのは繊維の素材です。化学繊維ではなく、綿100%でできた布を選びましょう。化学繊維は革を傷つけてしまう可能性があるので、注意が必要です。
どこで購入してもいいと思いますが、無印良品やamazonなどでも購入いただけます。
3.クリームを塗る
革が乾いた状態のときのみ行ってください。湿った状態の革にクリームを塗ると、下手に保湿してしまい良くありません。
また、冬の乾燥時期や、1年に1回くらいの頻度でクリームを塗ってあげてください。なお、クリームを塗った上で、再度乾拭きをします。クリームの塗り過ぎはシミなどの原因になりますのでご注意ください。
クリームはできれば、専用のものを調達いただくとベターですが、無色の靴用保革クリームでも代用可能です。
専用のものとしては、以下を推奨します。
amazonなどで購入できます。
是非、楽しみながら育てて頂ければ幸いです。
mokuのノブレッサカーフ・ドイツシュリンク製品はこちら