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記事: ルガトの特徴とお手入れ方法

ルガトの特徴とお手入れ方法

ルガトの特徴とお手入れ方法

ルガトの特徴

革の宝石とも称されるルガトを作るのは、1873年創業の「タンナリー・マズール社」。ベルギーで唯一のタンナーです。そのマズール社が作る「ルガト」は、牛のショルダー部位。アルプス周辺で飼育される上質なスイス原皮を使用し、伝統的なタンニン鞣しで作られ、透明感と深みのある自然な色ムラが特徴で、ショルダー特有の深いトラシワが綺麗な模様として出ています。

程よい光沢感や高級感から、至高の革と呼ばれるコードバン(馬革)との相性もよく、一部のブランドではコードバンとルガトを組み合わせて製作しているハイブリッド製品も見かけます。

 

日常的なお手入れ

汚れ・水には大変強い革ですのでそれほどお手入れなどは必要ありません。

普段のお手入れは乾いた柔らかい綿100%の布で乾拭きのみを行っていただければ充分です。

革が乾燥してきましたら、無色のクリームをごく少量布に取り、良く馴染ませ製品に円を描くように動かし塗布して下さい。その後、柔らかい布で力を入れずに乾拭きを行ってください。

  

お手入れが必要な時とその方法

基本的には手入れ要らずですが、こんな時はお手入れをお願いします。

1.夏のシーズン

2.汗や雨などで湿ってしまった場合

3.革が乾燥してきた場合 

 

1と2は湿度が問題です。

湿度が高い状態のレザーを放っておくと、以下のような不具合が生じる可能性がありますので注意が必要です。

・カビが生えてしまう

・紙幣や服にレザーの染色が色移りしてしまう

 

お手入れの方法としては、以下3点をお勧めします。
1→2→3の順番で行っていただくのが良いです。

 

1.ブラッシング

革についた埃や革の毛穴に詰まった汚れを落とすのに有効なのがブラッシングです。色々なブラシがありますが、適度な硬さと繊細さのある馬毛をお勧めします。お値段もお手頃なものがあるので入手しやすいです。

面倒ではあるのですが、ブラッシングで汚れを落とす前にオイルやクリームでメンテンスしてしまうと、汚れを定着させてしまう原因となりますので面倒臭がらずに丁寧にやりたいところです。

ブラシもamazonなどで購入いただけますよ。

プエブロ ブラッシング

 

2.乾拭き

銀面(革の表面)を乾いた柔らかい布を当てて、湿気を拭き取ります。
肉眼には見えませんが、汗や雨などの湿気が革に付着していますので、それを布で吸い取るイメージです。

ゴシゴシとこすりつけるのではなく、なでる程度・ぽんぽんと押しつけるようなイメージが最適です。

注意したいのは繊維の素材です。化学繊維ではなく、綿100%でできた布を選びましょう。化学繊維は革を傷つけてしまう可能性があるので、注意が必要です。

どこで購入してもいいと思いますが、無印良品やamazonなどでも購入いただけます。

プエブロ 乾拭き

 

3.クリームを塗る

革が乾いた状態のときのみ行ってください。湿った状態の革にクリームを塗ると、下手に保湿してしまい良くありません。

また、冬の乾燥時期や、1年に1回くらいの頻度でクリームを塗ってあげてください。なお、クリームを塗った上で、再度乾拭きをします。クリームの塗り過ぎはシミなどの原因になりますのでご注意ください。

クリームはできれば、レザー専用のものを調達いただくとベターですが、無色の靴用保革クリームでも代用可能です。

レザー専用のものとしては、以下を推奨します。

 

ラナパー

レザー好きなら、みんな持っている定番品。蜜蝋(みつろう)を主原料にホホバ油を配合した100%天然のレザー用トリートメント剤です。天然の素材のみを使用しており嫌な臭いがしません。保革、ツヤ出し、撥水までしてくれる万能なトリートメントです。付属のスポンジに軽くたたいてつける程度で艶が出て、革がよみがえります。色を問わず使え、財布などの小物のみならず、靴やバッグでもOK!ビニールや合成皮革の手入れにも使用でき、幅広い用途に使用できるので、ご家庭に1個持っておくと便利です

ホームセンターなどのほか、amazonなどでも購入できます。

 

ラナパー

ブッテーロ お手入れ方法 ラナパー

 

 

是非、楽しみながら育てて頂ければ幸いです。 

 

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