noblessacalfの作り手と対談
前回のBadalassi Carlo・Conceria Walpierとの対談に続き、今回はnoblessacalfレザーやGermanshrink(シュランケンカーフ)を作るドイツの有名老舗タンナー「Perlinger(ぺリンガー)」の方とお会いする大変貴重な機会をいただくことができました!!
今回お会いしたのは、代表であるUlrichさんとNikolasさんのお二人。
まずはお二人にmokuの革小物を見ていただきました。ノブレッサレザーで作った小さく薄い財布Saku ver.3や小さく薄い長財布Unoなどを見ていただきました。
毎回、この瞬間が一番緊張します。。
「デザインが特徴的で、コンパクトでとても良いね!」と評価いただきました。
ペリンガー社で作るレザーは、とても手間をかけて作られており、その製造過程についてのお話や、実際の製造工程を撮影した動画を見せていただきました。
「これだけ丁寧に手作業での手間をかけて作っているもので、本当に品質の高いものではあるが、その過程については消費者の皆様に中々伝わらないのが悔しい」とおっしゃっていました。
それを皆様にお伝えできるのは、私たちメーカー側の役割でもあるな、と改めて感じた瞬間でした。
新商品や、新色についてのご紹介もいただきました。mokuではこれまで、型押し・シュリンクレザーのみを扱ってきましたが、スムースレザーなども充実しており、少し柔らかめのスムース系のカーフレザーがとても気に入りました。鞄などに最適な素材です。
ペリンガーでは、型押し・シュリンク・スムースなど、様々な種類のレザーを作っていますが、それぞれのレザーに充てるべき原皮の特徴があり、原皮の柔らかさや大きさ、厚み、様々な要素をもとに選別をしていくそうです。
一つ一つの作業が本当に丁寧かつ繊細に行われているのだなあと感心しながらお話を聞かせていただきました。
せっかくの機会なので、ダメもとで「この素材でこのカラーはできないのか」といった無茶なリクエストをしてみると、なんと特別に検討してくださることに!ある程度のロットは必要ではあるものの、私たちの好きなカラーと好きな素材での組み合わせで、オリジナル素材を検討いただけることになりました!
そのうち、mokuの取り扱い素材に出てくるかもしれませんので、お楽しみに!
たくさんの貴重なお話と、新たな素材についての商談ができ、大変に充実した時間となりました。
ペリンガー社のUlrichさんとNikolasさん、そしてこの機会をご用意くださった得意先様に心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございました。